また喫茶店に行きたくなった

いつもとは違うバスに乗って帰る道
最寄り駅のすぐそばに喫茶店があったなんて知らなかった
オープンと比較的大きく書いてあるけど、22時だし大丈夫かな?と入ってみた
23時までやってることを店主が告げて、僕はブレンドを注文
話は入店前に戻り、村上春樹風に言うところの「やれやれ」と思うことがあった
その店の名前が、明日行く予定にしてる珈琲屋と同じ名前だったのだ
その珈琲屋さんには上京して行かなきゃと思いつつも足が向かなかった
僕が喫茶店を始める前に色々相談させてもらったり、始めてからも色々教えてもらったマスターの1人
お礼も含めて挨拶に行くべきなのに、どうしても気が向かない
理由はわかっているのだけど、わからないふりをして棚上げしてたのだ
そうしてるうちに向こうからお誘いの電話が鳴った
これを機会に行こうと決めた
決めたものの後ろめたさもあって、気が重かった
そんなところに喫茶店が見え現実逃避のために入ったのに、名前が一緒だったので苦笑いして「やれやれ」と思ったのだった
昔からある喫茶店の珈琲の味が口の中に広がり奥の方では2人のおばさんがテーブルゲームに夢中
インベーダーゲームの音が心地よかったのだけど、頭の中は珈琲屋さんのことがよぎる
気を重くしてる理由は
マスターの理念に反してることをしてしまったので会わせる顔がなかったのだ
いろんなことを自問自答してたら、珈琲もなくなった
会計をすませ、定休日と営業時間を聞いた
60歳をとうに過ぎたマスターが「休みはないです。8時半からダラダラやってます。また来てくださいね。」8時半から23時まで、年中無休。。。
また、珈琲屋さんを考えてしまう
いろんなお店の形態があっていいと思うし、あのマスターもちゃんとわかってる
そんな僕をマスターは快く迎え入れてくれるのだろうか?恩をあだで返してないだろうか。。。
そういう自分が嫌なのだ。だから、足が向かないのだ。
また、喫茶店に行きたくなってしまった。
